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CAMMUS DDWBレビュー!15Nmで10万円切りの性能はホンモノかどうかチェックしました

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CAMMUS DDWBレビュー

今回は中国のデバイスメーカーであるCAMMUSからダイレクトドライブのホイールベースをレビューしていきます。

今回のご紹介するデバイスはライソン株式会社さんよりお借りしました!

送っていただいたデバイスは、ホイールベースとステアリングパネルのセット品となっており、国内の代理店さんからも全く同じ物を購入することができます。(もちろんライソンさんから注文することも可能です。)

さて、CAMMUSについてですが、中国のデバイスメーカーとなっており日本ではMOZAとともに浸透しはじめているメーカーだと思います。

欧米ではあまり浸透していないようで、海外のレビュー記事や動画は、あるにはあるのですが他のデバイスメーカーと比較するとまだ少ないです。類似メーカーのMOZAはレビューも豊富なのですが…

CAMMUSには低価格なホイールベースがラインナップされており、今回レビューするDDWBも最大トルク15Nmというパワーを発揮していながら価格は$499(代理店価格¥95,456)となっており、似たような最大トルク17Nmを発揮するSIMUCUBE2 Sportモデルが18万円〜20万円ほどということを考えると、CAMMUSのホイールベースは半額に近い価格差となっています。

この脅威的な低価格を実現したCAMMUSのホイールベースは一体どれほどのパフォーマンスがあるのか、しっかりチェックしながらレビューをお届けしたいと思います!

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価格と市場の位置付け

まずはCAMMUS DDWBの価格をおさらいしおくと、

  • 国内代理店:¥95,456(参考価格)
  • CAMMUS公式ショップ:$499+送料=$599(約¥88,808)

ステアリングパネルとのセット品だと、

  • 国内代理店:¥147,253(参考価格)
  • CAMMUS公式ショップ:$609+送料$153=$762(約¥112,889)

となっており、DDWB単体は国内代理店でも公式ショップでも10万円切りの価格で購入することができます。

ダイレクトドライブ市場を見てみると、15Nmで10万円切りを達成している商品はまず存在しないです。

CAMMUS DDWBは市場においてもハイエンドとミドルエンドの間に位置するスペックを備えており、とにかくこの価格帯のなかでは圧倒的な価格性能を誇っています。

一番競合になり得るデバイスといえばMOZAの16Nmを発揮するR16だと思われますが、こちらはホイールベースのみで¥107,800となっておりCAMMUS DDWBと近い存在ではありますが、コスト的にはCAMMUSの方が有利ですね。

開封・同梱物

CAMMUS DDWBとステアリングプレートの開封と同梱物をチェックしていきます。

CAMMUS DDWBの同梱物

ダイレクトドライブモーターの箱を開封すると以下の同梱物が入っています。

  • ダイレクトドライブモーター
  • 電源アダプター
  • 電源ケーブル
  • USBケーブル

CAMMUS DDWBはサーボモーターとコントロールユニットが一体になっています。これはFANATECのDDシリーズやMOZAと同様のタイプですね。

この一体型のメリットとしてケーブル本数が少なくできるということがあるのですが、モーター部分は大きくなりがちです。

気をつけるべきポイントとしては、取り付け用のブラケットなどは同梱されていないため、Tナットで固定したりモーター底面で固定することが不可能な場合は、別売りアクセサリーとなっているベースアダプターを併せて購入する必要があります。

ステアリングスイッチプレートの同梱物

次にステアリングスイッチプレートの箱の中身をチェックしていきます。

  • ステアリングホイール
  • スイッチパネル
  • クイックリリース
  • ホーンカバー
  • レンチ&ボルトセット

他のステアリングホイールを装着したい場合はクイックリリースのみ購入することもできます。

クイックリリースは専用品となっているようですが、中華通販を探せば同タイプのクイックリリースはありそうな気がします…

一応、手持ちの中華系クイックリリースで試して見ましたが、自分のやつでは合いませんでした。

外観とクオリティをチェック

CAMMUS DDWBとステアリングスイッチパネルのビルドクオリティをチェックしていきます。

CAMMUS DDWBの外観

  • モーターケース

ダイレクトドライブの本体ケースはアルミ製となっておりモーター全体をカバーしています。

手で持ち上げてみるとめちゃくちゃ重い…!!

手持ちのSIMUCUBEのMiGEモーターと比較しても重量感がかなりあります。

ケースの側面にはTナットを挿入できるレールがあり、このレールを使用してモーターをマウントすることができます。(しかしTナットは同梱されていません。)

モーターはかなり重たくなっていますので、Tナットを使用してマウントする場合は4個以上で止める必要があるでしょう。

手持ちのTナットだと、SUS社のM5ナットが使用することができました。

底面は95mm×92mmの間隔でネジ穴が切られています。FANATEC穴と互換性はないため、今回は自分でコックピットのプレートに穴を開けて設置しました。

上記でも触れましたが、もしFANTEC穴を使用してコックピットにマウントしたい場合は取り付け穴を変換するブラケットを購入してください。

自作コクピットなどのアルミフレームの場合は、それに対応したブラケットも用意されています。

  • ケーススイッチ

ケースの前面パネルにはスイッチが装備されています。

押すとLEDが光るスイッチが4つ、プッシュ可能なロータリーエンコーダースイッチが2つ、そしてトグルスイッチが2つ、全部で8つの入力を割り当てることができます。

これは地味に嬉しい装備で、ドリフトメインでプレイしている方にとってはステアリングにスイッチなど装着されていないこともあると思いますが、この前面パネルのスイッチによってブレーキバランスなどの入力を割り当てることができます。

他にも、ハンドルをフォーミュラ用とGT用で分けている人にとっては、前面パネルのスイッチによく使用する入力(ブレーキバランスなど)を割り当てておけば、ハンドルを付け替えしたときにでも入力プロファイルをいちいち読み込みし直す手間が省けます。

かなり便利で、このモーターケースにスイッチが装着されている仕様は全メーカー真似してほしいくらい…

あと、緑色に輝く電源スイッチもありますね。

  • コネクター類

モーターケースの裏面には、電源ケーブルやUSBケーブルを接続するためのコネクタ類が配置されています。

その他にもCAN接続コネクタも用意されており、CAMMUS製のペダルやE-Stopなどを接続することができるので、FANATECのようにCAMMUSエコシステムを構築することも可能です。

  • 冷却ファン

さらにケース背面のコネクター類の上部には、冷却ファンが搭載されています。

この冷却ファンの動作が非常に怪しくて、PCがデスクトップ状態でモーターがスタンバイ状態の時、ファンが暴走してしまうことがありました。

暴走というよりも、ファンが回ったり止まったりが数秒間隔で行われているような感じです。特に操作に影響やトラブルという訳ではないのですが、冷却ファンのチューニングがうまくいっていないように感じます。

ステアリングスイッチパネルの外観

  • ステアリングホイール

ステアリングホイールは320mmのレザー製丸型ホイールとなっており、レッドステッチで巻かれています。

グリップの太さは特徴のない太すぎず細すぎずといったところで、そのまま市販車のステアリングとして使用できそうです。取り付け穴はPCD70のMOMO穴です。

ホーンカバーも一緒についてきました。

  • クイックリリース

クイックリリースはボタンを押しながら引くと取り外し可能となっており、普段から同タイプのクイックリリースを使用している自分にとっては違和感はありませんでした。

実際に装着してみるとクイックリリースがほんの少しグラついており、FANATECのQR1のように今後改善されたクイックリリースが登場することを期待しています。

  • フロントパネル

フロントパネルはカーボンファイバー製の板が使用されています。

目は荒めで遠くから見てもカーボン製であることがすぐにわかります。

  • バックパネル

バックパネルはCNC加工のアルミニウム素材となっており、剛性感を感じます。

サラサラとした手触りでホイールベースのアルミ素材と統一感のあるデザインとなっています。

  • パドルシフト

パドルシフトはフロントパネル同様のカーボン板となっています。

マグネットのパドル操作のクリック間はやや弱めで、ストロークも長めに設定されており、爽快感はちょっと薄いですね。

マグネットを背面に追加してあげると少しだけクリック感は増しました。もしストロークが調整できたらもっと好みな感じに化けそうです。

あと、パドルシフトには少しカチャカチャとした遊びが存在しています。

最初は気にならない程度かなと思いましたが、普段高級なステアリングのパドルシフトを使用している方は操作時に地味に気になると思ます。

ここの遊びは操作体験に影響するので、もっとカチッとした取り付けであってほしかったですね。

  • スイッチ類

フロントパネルに装着されているスイッチは、押すと光るスイッチが4つと、プッシュ可能なロータリーエンコーダースイッチが2つ、そしてトグルスイッチが2つとなっており、全部で8個のスイッチが配置されています。

スイッチの配置に関しては、プッシュスイッチがスイッチパネルの上部に集まっているため、下部にも配置してくれると嬉しいなと思いました。

プッシュスイッチの感触はムニムニとしたクリック感となっており、スイッチを押した感覚はやや薄いです。

しかし、押すとスイッチが光ってくれるので入力できたかどうかドライバーに伝わるようになっていますね。

CAMMUS DDWBの設定方法

次に、CAMMUS DDWBをPCに接続していきます。

CAMMUSの公式ページでがプラグアンドプレイを謳っており、簡単に接続することができるとのことで、実際に接続して見ましたが本当に簡単に設定を完了することができました。

1.PCにドライバー&CAMMUS専用ソフトをインストール

まず、自分のPCにCAMMUSの専用ソフトをインストールします。

専用ソフトのダウンロード先が日本の代理店Web説明書にも記載してなかったため、どこからダウンロードしなければいけないのか迷いましたが、こちらの公式サポートページよりダウンロードしてインストールすることができます。

2.PCにCAMMUS DDWBをUSBで接続しモーター電源を入れる

専用ソフトのインストールが完了したら、CAMMUS DDWBを付属のUSBケーブルで接続します。

USBで接続して、PCがインターネットに接続されている状態を確認したら、モーターの電源をONにしてください。

自動的にPCがドライバーをインストールしてくれます。

一応、ドライバーがインストールされたら、PCの再起動とモーターの電源をON/OFFにして再起動することをおすすめします。

ドライバーインストール直後にシミュレーターを読み込んだら、FFBが出力されませんでした。再起動をすると通常通り使用できます。

3.専用ソフトでFFBを調整

ドライバーがインストールされたらもう準備完了です。

専用のソフトでFFBを調整して、各シミュレーターでステアリング入力を割り当てると使用できるようになっていると思います。

4.補足:スマホアプリでもFFB調整可能

PCにドライバーをインストールして専用ソフトで利用できるようになったあと、スマホアプリでCAMMUS DDWBを調整することも可能です。

AppStore/Playストアで「CAMMUS」というアプリをスマホにインストールすると、近距離にあるデバイスを検索してくれ、自分のホイールベースとスマホアプリを接続可能にしてくれます。

このスマホアプリでコントロールすることがめちゃくちゃ便利で、シムをプレイしながら、いちいちキーボードで「Alt +TAB」をしてウィンドウを変えてPCの画面で操作しなくても自分のスマホでFFBを調整することができます。

MOZAもこのようなスマホアプリでの調整を可能にしていましたが、CAMMUS DDWBでもこれが可能になっています。

マジで便利。

CAMMUS DDWBを使用した感想

いよいよ自分のコックピットにCAMMUS DDWBをマウントして使用してみました。

それぞれのジャンルで試してみましたので、使用して感じたフォースフィードバック(FFB)の感想をまとめていきたいと思います。

レーシング系:iRacing、Assetto Corsaで使用

まずは最も多い使用用途と考えられるロードレーシングにて使用してみました。

iRacingとAssetto Corsaでプレイして見ましたが、FFBのパワーとクオリティは正直想像以上のものでした。

路面の凸凹や縁石のフィードバックは力強くドライバーに伝えてくれていて、ダイレクトドライブならではという感覚を与えてくれます。

リアのスライドキャッチやアンダーステアの感覚もしっかり感じますし、良い意味でFFBの表現が誇張されていないように感じます。

モーターのコギングもしていないので、ハイエンドデバイスと引けを取らないヌルヌル感を感じながらドライブできます。

iRacingで試すとピークトルクに達した際のFFBの薄さは多少あるため、SIMUCUBE2と比較するとやはりダイナミックレンジが狭い感じします。

しかし、15Nm内でのトルク感とFFBの解像度はSIMUCUBE2の半額で買えるモーターとは思えないほどの仕上がりになっています。

正直なところ、他の日本人レビュワーの記事や動画を事前にチェックしていた時は、持ち上げ過ぎじゃない…?って思っていましたが、たしかにこれは値段に対するFFBのクオリティがこれまでのダイレクトドライブの常識とは外れているように感じます。

細かいことをいうと、やはりSIMUCUBE2と全く同等のフィードバックを実現しているようには感じませんが、SIMUCUBE2やFANATEC DDなどハイエンドDDを使用したことがない方にとっては十分すぎるフィードバックを与えてくれます。

もし自分でFFBを設定せずにブラインドテストを起こった場合、どっちがSIMUCUBEでどっちがCAMMUS DDWBか当てれるか自信がないくらいですね。

ドリフト系:Assetto Corsaを使用

普段、ドリフト系はしないのですが、折角丸型ステアリングということで、試走してみました。

ドリフトで注目しておきたいのは、セルフカウンター時のモーターの回転速度だと思いますが、こちらも回転速度は十分に発揮してくれていました。

ステアリングセット品を送っていただいたため、USBケーブルなどがグルグル回って断線するリスクもありませんので、もしドリフトメインで考えている方はステアリングセット品が良いかもしれませんね。

ドリフトは久しぶりにしましたがかなり快適にコントロールすることができます。

ラリー系:Dirt Rlly 2.0を使用

ラリーもためしてみました。

普段全くラリーは走らないのですが、ロードレーシングで感じた良いところとドリフト系で感じた良いところの両方をラリーでは感じることができました。

もしかしたら、ラリーの場合はハイエンドデバイスの方がFFBの情報量がもっと多いのかもしれませんが、普段ラリーをしない自分にとっては、なんにも不満がでないFFBを出力してくれています。

良かったところ悪かったところ

CAMMUS DDWBを実際に使用してみたので、CAMMUS DDWBの良かったところと悪かったところをまとめていきます。

良かったところ

  • 価格が安い(SIMUCUBE2 Sportのほぼ半額)
  • フォースフィードバックがハイエンド並み
  • モーターケースにスイッチが配置されている
  • スマホアプリでFFB調整できる

悪かったところ

  • 冷却ファンの暴走
  • パドルシフトに遊びがある
  • クイックリリースのガタつき
  • モーターケースがめちゃ重い&でかい
  • 底面のネジ穴に汎用性がない

どんな人におすすめできるか

CAMMUS DDWBを実際に試してみて、どんな人にこのデバイスがフィットするのかを考えて見ました。

CAMMUS DDWBはとにかく価格性能が高いので、コストを抑えてダイレクトドライブを購入したい人にはおすすめできます。

まさに入門用というにはピッタリなデバイスだと感じており、10代〜30代までのレースシム初心者ユーザーには強くおすすめできます。

あと、PCに接続してからの簡単な設定方法やスマホアプリでFFBをコントロールできるといった点からも、ガジェットリテラシーがそれほど高くはない直感的な操作を求めているという方にもかなりマッチしているように感じました。

他社製と比べてどうか

一通り、レースシムをプレイしてみましたが、ここで他社製のダイレクトドライブと比較してみます。

CAMMUS DDWBはSIMUCUBE2やFAANTEC Podium DDなどハイエンドなデバイスと比較しても、FFBのクオリティは引けを取りません。

以前、MOZAを試したときにも感じたのですが、最近のダイレクトドライブはFFB自体のクオリティは、価格帯関係なく、似たようなトルク帯であればかなり拮抗してきてると思います。

これ以上高性能なエンコーダーやリフレッシュレートを実現できたとしても、それはもう人間のセンサーではキャッチできない領域になってきているように感じます。

むしろ、ダイレクトドライブメーカーが今後ユーザーに評価される部分は、FFBの質よりもパッケージの完成度やエコシステムの充実度のほうに目が向けられるような気がしています。

たとえば、FANATECが最近クイックリリースをアップグレードしたように、ドライバビリティ向上の部分だったり、CAMMUSやMOZAのようなスマホでFFB設定をカスタマイズできるような拡張性だったり、いかにユーザーの体験を阻害しないようなクオリティに仕上げられるかどうかが購入のカギになるように感じます。

そういう意味で言うと、CAMMUS DDWBはクイックリリースのガタつきだったり、パドルシフトの遊びだったり、他社製品と比べると製品の細かい部分に改善点が見られます。

あと、MOZAにはダイレクトドライブと併せて、カッコいいフォーミュラステアリングなんかも続々とラインナップしてきているので、CAMMUSにはステアリングがないからMOZAのエコシステムにしたっていうユーザーを取りこぼさないためにも、CAMMUSにはモーターと併せてステアリングホイールの開発にも力を入れて欲しいと思いました。

しかし、CAMMUS DDWBには他社製品よりも圧倒的な価格性能という武器があるため、細かい部分が改善されるとアジア地域のダイレクトドライブ市場で戦えるのではと思いました。

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CAMMUS DDWBレビュー https://youtu.be/Z4GrVBQNTS8 今回は中国のデバイスメーカーであるCAMMUSからダイレクトドライブのホイールベースをレビューしていきます。 今回のご紹介するデバイスはライソン株式会社さんよりお借りしました! 送っていただいたデバイスは、ホイールベースとステアリングパネルのセット品となっており、国内の代理店さんからも全く同じ物を購入することができます。(もちろんライソンさんから注文することも可能です。) さて、CAMMUSについてですが、中国のデバイスメーカーとなっており日本ではMOZAとともに浸透しはじめているメーカーだと思います。 欧米ではあまり浸透していないようで、海外のレビュー記事や動画は、あるにはあるのですが他のデバイスメーカーと比較するとまだ少ないです。類似メーカーのMOZAはレビューも豊富なのですが… CAMMUSには低価格なホイールベースがラインナップされており、今回レビューするDDWBも最大トルク15Nmというパワーを発揮していながら価格は$499(代理店価格¥95,456)となっており、似たような最大トルク17Nmを発揮するSIMUCUBE2 Sportモデルが18万円〜20万円ほどということを考えると、CAMMUSのホイールベースは半額に近い価格差となっています。 この脅威的な低価格を実現したCAMMUSのホイールベースは一体どれほどのパフォーマンスがあるのか、しっかりチェックしながらレビューをお届けしたいと思います! あわせて読みたい https://simvox.net/2023/11/21/simracing-device-2023/ https://simvox.net/2023/11/04/leoxz-xf1-sport-usb-review/ 価格と市場の位置付け まずはCAMMUS DDWBの価格をおさらいしおくと、 国内代理店:¥95,456(参考価格) CAMMUS公式ショップ:$499+送料=$599(約¥88,808) ステアリングパネルとのセット品だと、 国内代理店:¥147,253(参考価格) CAMMUS公式ショップ:$609+送料$153=$762(約¥112,889) となっており、DDWB単体は国内代理店でも公式ショップでも10万円切りの価格で購入することができます。 ダイレクトドライブ市場を見てみると、15Nmで10万円切りを達成している商品はまず存在しないです。 CAMMUS DDWBは市場においてもハイエンドとミドルエンドの間に位置するスペックを備えており、とにかくこの価格帯のなかでは圧倒的な価格性能を誇っています。 一番競合になり得るデバイスといえばMOZAの16Nmを発揮するR16だと思われますが、こちらはホイールベースのみで¥107,800となっておりCAMMUS DDWBと近い存在ではありますが、コスト的にはCAMMUSの方が有利ですね。 開封・同梱物 CAMMUS DDWBとステアリングプレートの開封と同梱物をチェックしていきます。 CAMMUS DDWBの同梱物 ダイレクトドライブモーターの箱を開封すると以下の同梱物が入っています。 ダイレクトドライブモーター 電源アダプター 電源ケーブル USBケーブル CAMMUS DDWBはサーボモーターとコントロールユニットが一体になっています。これはFANATECのDDシリーズやMOZAと同様のタイプですね。 この一体型のメリットとしてケーブル本数が少なくできるということがあるのですが、モーター部分は大きくなりがちです。 気をつけるべきポイントとしては、取り付け用のブラケットなどは同梱されていないため、Tナットで固定したりモーター底面で固定することが不可能な場合は、別売りアクセサリーとなっているベースアダプターを併せて購入する必要があります。 ステアリングスイッチプレートの同梱物 次にステアリングスイッチプレートの箱の中身をチェックしていきます。 ステアリングホイール スイッチパネル クイックリリース ホーンカバー レンチ&ボルトセット 他のステアリングホイールを装着したい場合はクイックリリースのみ購入することもできます。 クイックリリースは専用品となっているようですが、中華通販を探せば同タイプのクイックリリースはありそうな気がします… 一応、手持ちの中華系クイックリリースで試して見ましたが、自分のやつでは合いませんでした。 外観とクオリティをチェック CAMMUS DDWBとステアリングスイッチパネルのビルドクオリティをチェックしていきます。 CAMMUS DDWBの外観 モーターケース ダイレクトドライブの本体ケースはアルミ製となっておりモーター全体をカバーしています。 手で持ち上げてみるとめちゃくちゃ重い...!! 手持ちのSIMUCUBEのMiGEモーターと比較しても重量感がかなりあります。 ケースの側面にはTナットを挿入できるレールがあり、このレールを使用してモーターをマウントすることができます。(しかしTナットは同梱されていません。) モーターはかなり重たくなっていますので、Tナットを使用してマウントする場合は4個以上で止める必要があるでしょう。 手持ちのTナットだと、SUS社のM5ナットが使用することができました。 底面は95mm×92mmの間隔でネジ穴が切られています。FANATEC穴と互換性はないため、今回は自分でコックピットのプレートに穴を開けて設置しました。 上記でも触れましたが、もしFANTEC穴を使用してコックピットにマウントしたい場合は取り付け穴を変換するブラケットを購入してください。 自作コクピットなどのアルミフレームの場合は、それに対応したブラケットも用意されています。 ケーススイッチ ケースの前面パネルにはスイッチが装備されています。 押すとLEDが光るスイッチが4つ、プッシュ可能なロータリーエンコーダースイッチが2つ、そしてトグルスイッチが2つ、全部で8つの入力を割り当てることができます。 これは地味に嬉しい装備で、ドリフトメインでプレイしている方にとってはステアリングにスイッチなど装着されていないこともあると思いますが、この前面パネルのスイッチによってブレーキバランスなどの入力を割り当てることができます。 他にも、ハンドルをフォーミュラ用とGT用で分けている人にとっては、前面パネルのスイッチによく使用する入力(ブレーキバランスなど)を割り当てておけば、ハンドルを付け替えしたときにでも入力プロファイルをいちいち読み込みし直す手間が省けます。 かなり便利で、このモーターケースにスイッチが装着されている仕様は全メーカー真似してほしいくらい… あと、緑色に輝く電源スイッチもありますね。 コネクター類 モーターケースの裏面には、電源ケーブルやUSBケーブルを接続するためのコネクタ類が配置されています。 その他にもCAN接続コネクタも用意されており、CAMMUS製のペダルやE-Stopなどを接続することができるので、FANATECのようにCAMMUSエコシステムを構築することも可能です。 冷却ファン さらにケース背面のコネクター類の上部には、冷却ファンが搭載されています。 この冷却ファンの動作が非常に怪しくて、PCがデスクトップ状態でモーターがスタンバイ状態の時、ファンが暴走してしまうことがありました。 暴走というよりも、ファンが回ったり止まったりが数秒間隔で行われているような感じです。特に操作に影響やトラブルという訳ではないのですが、冷却ファンのチューニングがうまくいっていないように感じます。 ステアリングスイッチパネルの外観 ステアリングホイール ステアリングホイールは320mmのレザー製丸型ホイールとなっており、レッドステッチで巻かれています。 グリップの太さは特徴のない太すぎず細すぎずといったところで、そのまま市販車のステアリングとして使用できそうです。取り付け穴はPCD70のMOMO穴です。 ホーンカバーも一緒についてきました。 クイックリリース クイックリリースはボタンを押しながら引くと取り外し可能となっており、普段から同タイプのクイックリリースを使用している自分にとっては違和感はありませんでした。 実際に装着してみるとクイックリリースがほんの少しグラついており、FANATECのQR1のように今後改善されたクイックリリースが登場することを期待しています。 フロントパネル フロントパネルはカーボンファイバー製の板が使用されています。 目は荒めで遠くから見てもカーボン製であることがすぐにわかります。 バックパネル バックパネルはCNC加工のアルミニウム素材となっており、剛性感を感じます。 サラサラとした手触りでホイールベースのアルミ素材と統一感のあるデザインとなっています。 パドルシフト パドルシフトはフロントパネル同様のカーボン板となっています。 マグネットのパドル操作のクリック間はやや弱めで、ストロークも長めに設定されており、爽快感はちょっと薄いですね。 マグネットを背面に追加してあげると少しだけクリック感は増しました。もしストロークが調整できたらもっと好みな感じに化けそうです。 あと、パドルシフトには少しカチャカチャとした遊びが存在しています。 最初は気にならない程度かなと思いましたが、普段高級なステアリングのパドルシフトを使用している方は操作時に地味に気になると思ます。 ここの遊びは操作体験に影響するので、もっとカチッとした取り付けであってほしかったですね。 スイッチ類 フロントパネルに装着されているスイッチは、押すと光るスイッチが4つと、プッシュ可能なロータリーエンコーダースイッチが2つ、そしてトグルスイッチが2つとなっており、全部で8個のスイッチが配置されています。 スイッチの配置に関しては、プッシュスイッチがスイッチパネルの上部に集まっているため、下部にも配置してくれると嬉しいなと思いました。 プッシュスイッチの感触はムニムニとしたクリック感となっており、スイッチを押した感覚はやや薄いです。 しかし、押すとスイッチが光ってくれるので入力できたかどうかドライバーに伝わるようになっていますね。 CAMMUS DDWBの設定方法 次に、CAMMUS DDWBをPCに接続していきます。 CAMMUSの公式ページでがプラグアンドプレイを謳っており、簡単に接続することができるとのことで、実際に接続して見ましたが本当に簡単に設定を完了することができました。 1.PCにドライバー&CAMMUS専用ソフトをインストール まず、自分のPCにCAMMUSの専用ソフトをインストールします。 専用ソフトのダウンロード先が日本の代理店Web説明書にも記載してなかったため、どこからダウンロードしなければいけないのか迷いましたが、こちらの公式サポートページよりダウンロードしてインストールすることができます。 2.PCにCAMMUS DDWBをUSBで接続しモーター電源を入れる 専用ソフトのインストールが完了したら、CAMMUS DDWBを付属のUSBケーブルで接続します。 USBで接続して、PCがインターネットに接続されている状態を確認したら、モーターの電源をONにしてください。 自動的にPCがドライバーをインストールしてくれます。 一応、ドライバーがインストールされたら、PCの再起動とモーターの電源をON/OFFにして再起動することをおすすめします。 ドライバーインストール直後にシミュレーターを読み込んだら、FFBが出力されませんでした。再起動をすると通常通り使用できます。 3.専用ソフトでFFBを調整 ドライバーがインストールされたらもう準備完了です。 専用のソフトでFFBを調整して、各シミュレーターでステアリング入力を割り当てると使用できるようになっていると思います。 4.補足:スマホアプリでもFFB調整可能 PCにドライバーをインストールして専用ソフトで利用できるようになったあと、スマホアプリでCAMMUS DDWBを調整することも可能です。 AppStore/Playストアで「CAMMUS」というアプリをスマホにインストールすると、近距離にあるデバイスを検索してくれ、自分のホイールベースとスマホアプリを接続可能にしてくれます。 このスマホアプリでコントロールすることがめちゃくちゃ便利で、シムをプレイしながら、いちいちキーボードで「Alt +TAB」をしてウィンドウを変えてPCの画面で操作しなくても自分のスマホでFFBを調整することができます。 MOZAもこのようなスマホアプリでの調整を可能にしていましたが、CAMMUS DDWBでもこれが可能になっています。 マジで便利。 CAMMUS DDWBを使用した感想 いよいよ自分のコックピットにCAMMUS DDWBをマウントして使用してみました。 それぞれのジャンルで試してみましたので、使用して感じたフォースフィードバック(FFB)の感想をまとめていきたいと思います。 レーシング系:iRacing、Assetto Corsaで使用 まずは最も多い使用用途と考えられるロードレーシングにて使用してみました。 iRacingとAssetto...CAMMUS DDWBレビュー!15Nmで10万円切りの性能はホンモノかどうかチェックしました