もくじ
Le Mans Ultimateとは?
Le Mans Ultimateは、Studio397によって開発された世界耐久選手権(WEC)とルマン24時間の公式ゲームです。
Studio397といえばrFactor2などが代表的ですが、今回のLe Mans UltimateはrFactor2とは完全に独立したタイトルとなります。
Le Mans Ultimateは現在開発中のレースシムとなっていて、先日公式よりリリース日がアナウンスされました。
リリース日は、2024年2月20日となり、来月には正式版が利用可能となる予定です。
Le Mans Ultimateは、プレイステーションなどのコンソール版にも対応予定とされていて、まずはじめに、PC版がリリースされた後、2024年〜2025年中にコンソール版もリリース予定とされています。
Studio397とは?
Studio397はオランダに本拠を置くゲーム開発会社で、リアルなシミュレーションレーシングゲーム「rFactor 2」を開発してきました。彼らの目標は、先進的な物理エンジンとグラフィックス、競争インフラを駆使して、最もリアルなレーシング体験を提供することです。
rFactor 2は、昼夜の移り変わりや実際の天候サイクルを特徴とし、リアルなAIやダイナミックなサーキット路面を備えています。物理エンジンは複数のレーシングタイトルにも採用され、リアルなタイヤモデルやトラックの詳細な再現に注力しています。PCプラットフォームに対応し、VRもサポート。ユーザーが自分のコンテンツを作成・共有できるオープンプラットフォームであり、eスポーツの分野でも活躍しています。
ゲームの挙動について
Le Mans UltimateはStdio397が開発をしており、ゲームエンジンはrFactor2と同様のものを使用するとされています。
レーシングシミュレーターにおいて気になるところは、やはりマシンの挙動に関するところだと思います。
rFactor2は、他のレースシムタイトルと比較しても複雑なタイヤモデルを再現しており、リアルな挙動をするとして定評がありますが、それと同じ物理エンジンを使用するLe Mans Ultimateも同様にリアルな挙動を再現するガチなレースシムになると予想されています。
実際に2023年6月のリアルのルマン24時間レースで先行プレイ体験ができるブースが出展されていて、先行プレイを体験した海外の記者によると、「先行プレイ段階でのゲームの挙動はrFactor2とよく似ている。」との評価しています。
さらに、Le Mans Ultimateに使用されている物理エンジンは、rFactor2と全く同じというわけではなく、「新しい要素」を追加することによって改良されたシミュレートになるともされています。
この「新しい要素」に関してですが、Le Mans Ultimateはコンソール版にも対応するとされているため、もしするとコンソール機を想定してrFactor2よりもカジュアル寄りの挙動に味付けされるのか、はたまた、rFactor2をより進化させた高度なシミュレーション挙動に味付けされるのか、については今の所明言されていません。
個人的な予想としては、「新しい要素を追加することによって改良」と言われていますので、さらなるシミュレーション項目の改良によってリアル寄りの挙動に振ってくれるんじゃないかと期待しています。
また、サーキットに関してはレーザースキャンが利用され、Assetto Corsa CompetizioneやiRacingのようなリアルなサーキットデータが収録されるとされています。
さらに、rFactor2用に開発された、real road 2.0を活用し路面のラバーや雨水の蓄積、路面温度や周辺温度の影響など、かなり現実に近いシミュレーションが期待されています。
収録車種について
Le Mans UltimateはWECとルマン24時間の公式ライセンスタイトルとなるため、収録車種もすべてそれらに準じた車両になるとされています。
収録車種の詳細情報についてはSIMVOXで取り上げていますのでそちらも併せてチェックしてみてください↓↓
Le Mans UltimateにVanwall Vandervell 680が登場!
Le Mans Ultimateが「プジョー9X8」の登場を示唆!
以下に、現時点(2024年1月)での収録が内定している車種を以下にご紹介します。
ハイパーカー
トヨタ GR010
フェラーリ 499P
ポルシェ 963
キャデラック V シリーズ.R
プジョー 9X8
グリッケンハウス SCG-007
ヴァンウォール ヴァンダーベル 680
LMP2
オレカ 07 ギブソン
GTE
アストンマーティン ヴァンテージ GTE
ポルシェ 911 RSR
コルベット C8.R
フェラーリ 488 GTE
収録コースについて:7つのサーキット
Le Mans Ultimateは車種同様に実際にWECシリーズやルマンで使用されるサーキットを収録する予定です。
実際で使用されているサーキットは世界中で7つのサーキットとなっており、前述した通り、これらのサーキットはすべてレーザースキャンされたデータで収録されるとしています。
日本のサーキットでは、富士スピードウェイがリストアップされており、日本人ユーザーにもうれしい内容ですね。
以下は、現在収録が内定している7つのサーキットです。
セブリング
ポルティマオ
スパ フランコルシャン
サルトサーキット(ルマン)
モンツァ
富士スピードウェイ
バーレーン
グラフィックについて:改良されたエンジン
Le Mans Ultimateはすでにいくつかのティザームービーや画像を公開していますが、それらのすべてを見る限りグラフィックに関してはrFactor2と比較してもかなり進歩しているように見えます。
rFactor2もDirectのアップデートによってグラフィックが大幅に進化しましたが、Le Mans Ultimateは明らかにそれ以上に綺麗でリアルな描写しています。
グラフィックエンジンはrFactor2に改良を加えたものを使用しており、現代的な描写を実現しています。
PCの要求スペックや推奨スペックなどは、いまのところ明かされてはいませんが、グラフィックの綺麗さを見る限り、Assetto Corsa CompetizioneやiRacingと同等程度のスペックは必要になるのではと予想しています。
また、コンソール版でのリリースも予定されているため、PC版と比較してFPSやグラフィック描写設定などの制限がどれほどなのかも注目ですね。
マルチプレイとゲームモード
Le Mans Ultimateでは、オフライン向けのゲームモードに協力プレイモード(Co-opモード)とチャンピオンシップモードが導入されています。
これにより、プレイヤーはシングルプレイヤーまたは友人と協力しながら、ゲーム内のレースに挑戦することができます。
また、オンラインマルチプレイとしては「RaceControl」と呼ばれるオンラインプラットフォームを使用しマルチプレイヤー機能やスペシャルイベントへの参加が可能となっています。
新UI:コンソールも想定したものに
Le Mans Ultimateはコンソール機も想定した作りとなっており、rFactor2と比較すると、より直感的でカジュアルなUIデザインとなっています。
すでに公開されているUI画面を見ても、ガチなレースシムとは思えないほどのデザイン性とわかりやすさを提供しています。
rFactor2とGT7の良いところをミックスっさせたカジュアルUIガチシムとなりそうな感じですよね。
DLCについて:新ハイパーカーやGT3
Le Mans Ultimateには、2024年2月20日の発売以降もDLCが継続的にリリースされるということが既にアナウンスされています。
まずは、2024年仕様の新たなハイパーカーを収録したDLCがリリースされるとされており、2024年後半に第1弾となるDLCを予定しています。
第1弾のDLCには、
アルピーヌ A424
ランボルギーニ SC63
BMW M ハイブリッド V8
といった、まだ未収録の最新ハイパーカーが同梱されると予想されています。
そのほかにも、2024年シーズンよりリアルWECシリーズがGTEクラスを廃止するということを既に決定しており、GTEクラスの代わりとして、GT3マシンを使用したLM-GT3というクラスに移行していきます。
それに伴い、Le Mans Ultimateも今後は、GTEクラスのマシンだけではなく、GT3マシンの収録もされていくと予想されています。
GT3マシンはrFactor2でも収録されているということからも、比較的Le Mans Ultimateにも移植させやすいコンテンツになると予想できますので、もしかすると第1弾のDLCと併せて、GT3も一緒に同梱する可能性も考えられますね。
追記:LMUの最低条件PCスペック/推奨システム要件
Le Mans UltimateのSteamページで、Le Mans Ultimateを動かすために必要なPCスペックについて公開されました。
最低PCスペックと推奨PCスペックの両方をお伝えしていきます。
最低PCスペック
- OS: Windows 10 or 11
- プロセッサー: Intel Core i5-4460 or AMD FX-8120
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: nVidia GeForce GTX 950 (4GB) or AMD Radeon RX 470
- DirectX: Version 11
- ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ: 30 GB の空き容量
- サウンドカード: DirectX Compatible
- 追記事項: フルHD画質&画質最低設定
推奨PCスペック
- OS: Windows 10 or 11
- プロセッサー: Intel Core i5-9600 or AMD Ryzen 5 3600X
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: GeForce GTX 1070 8 GB, Radeon RX 580 8GB
- DirectX: Version 11
- ストレージ: 30 GB の空き容量
- サウンドカード: DirectX Compatible
- 追記事項:フルHD&画質デフォルト設定
Le Mans Ultimate発売までに揃えておきたいハンコン
初心者向け:
MOZA R5 ダイレクトドライブ ハンコン ペダル バンドル
PXN V12 Lite
上級者向け:
MOZA RAcing R12 Wheel Base ホイールベース