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【2024年完全版】レースシムに最適なゲーミングPC構成を考えてみた。

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はじめに

今回はレースシムに最適なPCスペックをまとめていきます。

トリプルモニターやVRといった構成でレースシムを快適に動かすにはそれなりのPCスペックが必要です。年々ソフトのグラフィックも上がってきていますので求められるPCスペックもどんどん高くなっています。

今回は現時点でハイエンドでレースシムに最適なPCスペックの構成を色々と調べましたのでご紹介します。これからレースシム用にゲーミングをPCを買おうと思っている方や、手持ちのPCをアップグレードさせようと思っている方の参考にしていただけると幸いです!

CPUの選び方

CPUはPCで一番重要なパーツのひとつですが、ゲーミングPCを選択するとき悩むませるのが「AMD」か「Intel」かという2つの選択肢。

この2メーカーのCPUを比較してどちらがレースシム用ゲーミングPCとして最適なのかを考えていきます。

AMD vs Intel

ゲーミングPCについて調べていると、多くのシムレーサーが「AMD Ryzen 7 7800X3D」の性能を高く評価しています。

▼▼AMD Ryzen 7 7800X3D▼▼

 

特にRTX4090と組み合わせた場合のボトルネックが最小限であるとされています。

AMDのAM5ソケットを使用するプラットフォームは、将来的にリリースされる新しいAMDのCPUにも対応する予定とされています。これにより、現行のマザーボードを使い続けながら、最新のCPUに簡単にアップグレードできるというメリットがあります。

とはいえ、IntelのCore i5-13600Kも良い選択肢で、特にシングルコア性能が強いとされています。

▼▼ i5-13600K▼▼

AMDのメリットとデメリット

メリット:
・コストパフォーマンスが高い(同等性能のIntelと比較して)
・将来的なアップグレードがしやすい
・多コアCPUによるマルチスレッド性能が優れている
デメリット:
・一部のゲームでIntelに劣るシングルコア性能(iRacingなど)
・一部のソフトウェアやハードウェアとの互換性がIntelより劣る場合がある

Intelのメリットとデメリット

メリット:
・シングルコア性能が優れている
・多くのソフトウェアやハードウェアとの互換性が高い
・短期間で新しいCPUをリリースするため、常に最新の技術を提供してくれる
・オーバークロック能力が高い。IntelのKシリーズ(例:i9-13900K)はオーバークロックに適しており、パワーユーザーにとって魅力的。
デメリット:
・ソケットの変更が頻繁で、アップグレードがしづらい傾向がある
・同等のパフォーマンスであれば、AMDより高価になることが多い

 

AMDの3D V-Cache技術とは?
AMDのCPUネームについている「〇○〇○X3D」はAMDの3D V-Cache技術に対応していることを意味しています。
3D V-Cacheとは、キャッシュメモリをCPUに3D積層することで、より高速なデータアクセスを可能にする技術です。この3D V-Cacheが非常に優れていて、これによりゲームのパフォーマンスが大幅に向上しています。
AMDはこの技術に優れており、IntelのフラッグシップCPUと比較してもこの3D V-Cache搭載には太刀打ちできないと言われています。

 

3D V-Cache技術に対応したCPU
Ryzen 7 5800X3D: 初の3D V-Cache技術を搭載したCPU
Ryzen 7 7800X3D: Zen 4アーキテクチャを基にした最新モデル
Ryzen 9 7900X3D: 12コア24スレッドのハイエンドモデル
Ryzen 9 7950X3D: 16コア32スレッドの最上位モデル

GPUの選び方

ゲーミングPCを構成する上では、CPUと同じくらい重要とされているのがグラフィックボード(GPU)。CPUと同様に、GPUも「Radeon」か「GeForce」か、のほぼ2択に絞られます。

それぞれのグラボメーカーのメリットデメリットを見ながら、どのグラボがおすすめなのかをご紹介します。

ハイエンドならRTX4080が最適かも

CPUをAMD Ryzen 7 7800X3Dで構成するのであれば、GPUはRTX4080あたりが最適かもしれません。RTX4080は高いグラフィック性能を発揮し、最新のゲームや高解像度のトリプルモニター設定、VRなどの要求を満たすために十分なパワーを持っています。

DLSSやレイトレーシングなどの最新技術にも対応しており、AMD Ryzen 7 7800X3DにRTX4090という選択もありますが、CPUボトルネックを考えるとRTX4080あたりが本来のパフォーマンスを一番引き出せるかもしれません。

予算によっては4070やSuperあたりでもいい選択になると思います。

▼▼RTX4080 SUPER▼▼

 

▼▼RTX4070 SUPER▼▼

 

DLSSとは?
DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAが開発したAIベースの画像アップスケーリング技術です。
低解像度の画像を高解像度にAIでスケールアップし、フレームレートを向上させながら高品質なグラフィックスを提供します。

 

レイトレーシングとは?
レイトレーシングは、光の挙動をリアルタイムでシミュレートするレンダリング技術です。
これにより、光と影、反射などのリアルな視覚効果が実現され、ゲームや3Dアプリケーションでのビジュアル体験が大幅に向上します。

 

DLSSとレイトレーシングに対応したGPU
NVIDIAの以下のシリーズのGPUがDLSSとレイトレーシングに対応しています。
・GeForce RTX 20シリーズ
・GeForce RTX 30シリーズ
・GeForce RTX 40シリーズ

 

これらのGPUは、DLSSとレイトレーシングに対応して、高性能なグラフィックスでスムーズなゲームプレイをすることができます。

GeForce vs Radeon

GeForceとRadeonのグラボでそれぞれを使用した場合のメリットとデメリットをご紹介します。

GeForceのメリットとデメリット

メリット:
・DLSS
・レイトレーシング
・ドライバとソフトウェアサポート
→ 安定したドライバと豊富なソフトウェアエコシステム。
・エコシステム
→GeForce ExperienceやCUDAなど、ゲームだけでなくクリエイティブな作業や科学計算にも強みがある。
デメリット:
・価格
→同等の性能であれば、AMDのRadeonシリーズよりも値段が高め。
・消費電力
→高性能モデルは消費電力が高くなる傾向。

Radeonのメリットとデメリット

メリット:
・価格対性能比
→同等の性能を持つGeForceのグラフィックスカードよりも安め。
・VRAM容量
→同価格帯のGeForceカードよりもVRAMが多め。
・FreeSync
→幅広いモニターブランドで利用可能。
デメリット:
・レイトレーシングパフォーマンス
→GeForceに比べて劣りがち。
・ドライバの安定性
→ドライバ関連の問題が報告されることがある。
・ソフトウェアエコシステムの弱さ
→GeForceに比べて少ない。

FreeSyncとG-Syncとは?

GPUに関連して、それぞれのメーカーが開発している映像同期システムもレースシムにおいては重要です。映像同期システム(V-Sync、G-Sync、FreeSync)は、PCとディスプレイ間の映像信号を同期させる技術です。

これにより、映像のカクつき(スタッタリング)やズレ(ティアリング)を防ぐことができます。AMDとNVIDIAがそれぞれ開発した「FreeSync」と「G-Sync」について違いとメリットデメリットと併せてご紹介します。

FreeSync

FreeSyncは、AMDが開発した映像同期技術で、モニターのリフレッシュレート(Hz)をGPUのフレームレート(fps)と同期させることで、画面のティアリングやスタッタリングを防ぎ、スムーズな映像表示を可能にしたものです。FreeSync対応のディスプレイが必要です。

メリット:
・コスト
→ FreeSyncに対応するモニターは一般的にG-Sync対応モニターよりも安価です。
・広範な互換性
→FreeSyncは多くのモニターメーカーが対応しており、ユーザーの選択肢が豊富です。
デメリット:
・性能のばらつき
→FreeSyncモニターの選択肢が豊富なゆえに、すべてのモニターが同じレベルではありません。

G-Sync

G-Syncは、NVIDIAが開発した映像同期技術です。

FreeSyncと同様に、モニターのリフレッシュレートをGPUのフレームレートと同期させ、ティアリングやスタッタリングを防ぎます。こちらもG-Sync対応のディスプレイが必要です。

メリット:
・高品質
→G-Sync対応モニターはハイエンドなものが多い。
デメリット:
・コスト
→G-Sync対応モニターは一般的に値段が高め。

メモリ(RAM)の選び方

ゲーミングPCではメモリ(RAM)容量も重要になります。

少し前までは16GBが標準とされてきましたが、現在ではRAMにかかるコストの低下やOSやソフトが要求するメモリ容量も増えてきていますので、32GBがベストとなるでしょう。

もしもっとコストがかけれるのであれば64GB以上も視野に入れるのがおすすめです。

またRAMを選択する際は、できるだけ新しい規格となるDDR5のRAMがおすすめです。

ですので、DDR5 32GBのRAMメモリがあれば問題ないと思います。

▼▼DDR5 32GBメモリ▼▼

 

なぜDDR5 RAMがおすすめ?
ゲームパフォーマンスの向上や将来的なアップグレードを考慮すると、高速なメモリが有利です。特にRyzen 7 7800X3DなどのCPUはメモリ帯域幅の恩恵を受けやすいため、高速なDDR5が適しています。DDR5 RAMは、DDR4に比べて高いデータ転送速度と効率性を持ち、最新のゲームやアプリケーションでのパフォーマンス向上が期待できます。

 

冷却と電源

ゲーミングPCはCPUの冷却装置として、車の冷却のように空冷と水冷があります。双方の特色を理解した上で、どちらを選択すればいいかを考えるのをおすすめします。

また、PCの電源(PSU)も非常に重要になります。ゲーミングPCは通常のPCよりもCPUやGPUなどが、多くの消費電力を必要としているため、電源の容量が小さいとトラブルの原因になってしまう可能性があります。ですので、選択する電源(PSU)のワット数にも気をつける必要があります。

CPUクーラーは水冷or空冷?

  • 水冷
     →高い冷却性能を持ち、オーバークロックや高負荷時に効果的です。静音性も優れていますが、設置が複雑でコストが高い。
  • 空冷
    →設置が簡単でコストも抑えられますが、高負荷時の冷却性能は水冷に劣ります。信頼性が高く、メンテナンスも容易です。

レースシムにおいてはCPUのオーバークロック(OC)の必要性が疑問ですが、冷却性能を求めるなら水冷が良いかもしれません。しかしほとんどの場合は大きいサイズの空冷クーラーで問題ないでしょう。

電源ユニット(PSU)

CPUやGPUなど、高性能なPCパーツを使用する場合、それらの消費電力をまかなえる十分な電力を供給できるPSUが必要です。最低でも750W以上のPSUを選び、将来的なアップグレードも考慮して余裕を持った電力供給を確保することが重要です。

▼▼750W電源ユニット▼▼

おすすめゲーミングPC

以下におすすめレースシム用ゲーミングPCをご紹介しますので、気になった方は是非チェックしてみてください!

【i7-14700F & RTX4070Ti】

 

【i7-14700F & RTX4060】


 

【Ryzen 5 5500 & RTX4060】


まとめ

レースシム用のゲーミングPCを構築する際には、CPUとGPUの選択が最も重要な要素となります。AMDとIntelの両方にそれぞれのメリットがあり、個々の予算やニーズに応じて選択することが求められます。

また、RAMやストレージ、冷却システム、電源ユニットなども慎重に選ぶことで、最適なレースシム環境を実現することができます。ぜひ自分に合ったなPC構成を考えてみてくださいね!

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