もくじ
RENNSPORTがrFactor2の物理パラメーターを使用!?
かなり衝撃的なニュースが飛び込んできました。
現在クローズドベータ版を継続して開発&公開されている「RENNSPORT」というレーシングシミュレーターについて疑惑が浮上しています。
RaceSimCentral(以下RSC)がこの件について触れており、以下のページから全内容を確認することができます。
RSCではrFactor2の制作チームであるStudio397のフォーラムにてユーザーが投稿した内容について触れており、その内容はなんと「RENNSPORTがrFactor2の物理パラメーターを盗用している。」といったものでした!
この記事ではRSCの内容をまとめてお伝えしていきます。
1. RENNSPORT盗用疑惑の発端
Studio 397のフォーラムでの一つの投稿が、RENNSPORTというゲームがrFactor 2の物理パラメータを使用している疑惑を浮上させました。フォーラムのユーザーであるhaunetal1990は、「RENNSPORTがrFactor 2の物理を使用している。」との指摘を行い、その根拠として特定のコードを示しました。
↑フォーラムの内容
2. 証拠
haunetal1990は、RENNSPORTの物理データ内でrFactor 2 HDVファイルのパラメータと一致する行を発見。これをもとに、RENNSPORTがrFactor 2の物理パラメータを使用している可能性が高いとの結論を導きました。
3. 既知の情報
この疑惑は完全に新しいものではありません。RSCの筆者自身が、数ヶ月前にRENNSPORTのファイルを調査し、同様の情報を確認していました。特に、RENNSPORTの物理データ内にrFactor 2のパラメータが存在することは、以前から一部の人々に知られていたようです。
4. 公式の見解と矛盾
RSCのライターは、この発見を受けてMotorsport GamesのStephen Hoodに接触。ISIまたはStudio 397のコードが他の企業にライセンスされているかどうかを尋ねました。Hoodはこれを否定し、そのようなライセンスは存在しないとの回答を得ました。このことから、RENNSPORTが正式なライセンスを得ずにrFactor 2のコードを使用している可能性が浮上しています。
5. さらなる疑問点
RENNSPORTが使用しているコードが、盗まれたものなのか、正式にライセンスされたものなのか、あるいは他の方法で取得されたものなのか、現時点では明確ではありません。しかし、Motorsport Gamesが所有するrFactor 2エンジンのコードが、RENNSPORTの中に、知られていない形で使用されている可能性が高まっています。
6. 特定のモデルに関する注記
記事の中で特に注目すべきは、TGM(Terence Groening Model)に関する言及です。TGMはrFactor 2でのみ使用されるタイヤファイルであり、他のソフトウェアではこのような行が必要とされることはありません。このことからも、RENNSPORTがrFactor 2の特定のコードやモデルを使用している疑惑がさらに強まります。
7. コミュニティの反応
フォーラムの他のユーザーからのコメントも注目に値します。一部のユーザーは、RENNSPORTが独自のエンジンをゼロから構築したとの公式の声明と、この新たな発見との間に矛盾があると指摘しています。
8. 今後の展開
この疑惑に対する公式の反応や、RENNSPORTの次のアクションが注目されます。特に、RENNSPORTがrFactor 2のコードをどのように取得し、どのような目的で使用しているのか、その背後にはどのような意図があるのか、これらの疑問に答えることが求められるでしょう。
この記事を通じて、シミュレーションゲームの世界におけるコードの使用やライセンスに関する問題が、いかに複雑でデリケートであるかが浮き彫りになりました。今後の動向に注目が集まる中、真実が明らかになることを期待しています。
〆
クローズドベータ中のRENNSPORTはシム界隈の中では、全く新しいレースシムとして注目されていましたがそんな中でこの疑惑が上がるのはいかがなものか…
そもそもRENNSPORTって「UE5を使った全く新しいレースシムになるぜ!」ってのも売りにしていたので今回のニュースは相当な痛手では。。。
RENNSPORTの声明が待たれるところですが、「開発中のコードが残っちゃってたぜ☆」みたいなオチであることを願うばかりですね。。。
今後の続報にも注目です。