先日開催されたレーシングシミュレーター最大のイベント、Sim Racing Expo 2023にてFANATECから新しいステアリングホイールベースが公開されました!
この新しいホイールベースは12N/mの一貫したトルクを発生可能としており、トルク的にはFANATECのDD1よりは弱いものの、フィードバックのクオリティがかなり改善されており、FFBの品質はDD1やDD2より上では!?とされているようです。
このベースはもちろんダイレクトドライブとなっており、ClubSport Wheel Baseというネーミングで登場しました。
日本では11月14日から販売開始となり既に予約受付中となっています。
1. 感覚的な進化: ゲームとの一体感
新しいベースの技術により、これまで以上にゲーム内の車の挙動や路面の状態を手の感触でダイレクトに感じ取ることができるようになりました。
視覚だけでなく、手に伝わる振動や反応によって、車の状態や動きをより緻密に把握することが可能となっています。
2. 高度な技術性とその特長
「12Nm Fanatec Clubsport DD」は、応答速度として驚異の6.2Nm/msを実現しています。
これは、以前のモデル「PODIUM DD」の2倍のスピードです。
これにより、リアルタイムの高精度なフィードバックを実現しています。
また、ホイールの取り付け部分に関しては、FANATECの新たなクイックリリースシステム「QR2」を採用。しかし、従来の「QR1」を好むユーザーのために、QR1への変更も容易に行える設計となっています。
3. 製品デザインの工夫と未来への拡張性
新製品は一見するとかなり重厚感のある10.5kgのボディとなっています。
少々重く感じるこの特有のデザインは、ユーザーに高い反応性と安定感を提供するためのものです。
また、将来の拡張やアップグレードを見越して、自動車用の高度な通信システムであるCANコネクタが採用されています。
これにより、新しい周辺機器の追加や既存の機器との組み合わせもスムーズに行えるよう設計されています。
4. 製品の展望、リリース予定と開発背景
近日リリースされるPlayStation版は、出力が12Nmから15Nmにパワーアップする予定。
15Nm版の価格は1000ドルと設定されており、11月7日からの出荷が予告(※日本は未定)されています。
この「12Nm Fanatec Clubsport DD」の開発には全体で4年の歳月を費やしており、過去のモデルのユーザーフィードバックや学びを活かして、より完璧な製品を目指してきたようです。
【12Nm Fanatec Clubsport DD】
寸法 | 46.5cm x 39.5cm x 25.5cm |
含まれるもの | 12.64kg |
技術仕様 | 10.26kg |
価格 | ¥92,900+送料 |
発売日 | 2023年11月14日 |
〆
FANATECから新しいDDがきました!
FFBのトルクはPODIUMシリーズと比べるとイマイチですが、FFBの品質がかなり上がっている模様!
今回の12Nm Fanatec Clubsport DDはトルクこそ高くはないものの(それでも12Nmと15Nmは十分すぎる。)、ユーザーが求めているものに寄せてきた感じがする!
個人的には、後日リリース予定とされている、15Nm版の方が魅力的。
プレイステーション対応なので、今後、コンソール向けに対応するとされている、あんなシムやこんなシムなども、この15Nmでできちゃえばめちゃくちゃたのしそうじゃないですか!!
あと、CANコネクタめっちゃ気になる!!!
今後どんなデバイスが追加されちゃうの!?