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GTRevivalの新しいタイヤモデル「Hadron」

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GTRevivalの新しいタイヤモデル「Hadron」の進捗

PROJECT CARSをプレイしたことがある方なら、「SETA」という名前を聞いたことがあるかもしれません。

SETAとはSlightly Mad Studiosが開発した独自のタイヤモデルです。

Straight4が新たに開発を進めているGTRevivalでは、このSETAのアップデート版である「SETA2」を使用していました。

しかし、現在Straight4の物理開発者であるDoug Arnao氏は、SETA2と同じ「哲学」に基づきつつ、全く新しいタイヤモデル「Hadron」の開発に取り組んでいるようです。

公開されたスクリーンショットからは、Hadronのダイナミックでリアルタイムなモジュラーツールセットの一部を垣間見ることができます。

 

SETAとは?
Setaタイヤモデル(STM)は、Project Carsで開発されたタイヤシミュレーションです。STMは、タイヤのカーカス、トレッド、熱伝達の3つの主要な要素を統合し、それぞれが相互に影響を及ぼし合う複雑なシステムを構築していました。カーカスシミュレーションでは、有限要素法を用いてタイヤの内部構造の応力と変形をリアルタイムで計算し、一方でトレッドシミュレーションは、接地面上でのタイヤの摩擦と温度変化を細かく再現し、グリップや摩耗の挙動を詳細に表現します。さらに、熱伝達シミュレーションにより、タイヤ内部と外部の熱の流れがリアルにモデル化され、タイヤの性能に対する温度の影響が正確に再現されます。STMは、これらの要素を統合することで、タイヤの挙動をリアルタイムで正確にシミュレートしてきました。

 

実世界のデータに基づくテスト

実世界データを多く取り入れ、Doug ArnaoやBen Collins(The Stigとしても知られる)を含む物理チームが、この新システムを徹底的にテストしています。

これにより、よりリアルなレース体験をプレイヤーに提供することを目指しています。

GTRevivalについて

2022年末、Ian Bell(SimBin、Blimey Games、Slightly Mad Studiosの創設者)は、Straight4Games、通称Straight4という新しいスタジオブランドを立ち上げたことを発表しました。

この新会社は、ドイツ・オーストリアのメディア出版社兼ディストリビューターであるPLAION(旧Koch Media GmbH)との戦略的パートナーシップを発表しました。

その時点で、Straight4は新しいレーシングシミュレーションプロジェクト「GTR Revival」(現在はGTRevivalに改名)を開発中であることを明らかにし、PC、PlayStation 5、Xbox Series X|Sプラットフォームでのリリースを目指していました。

GTRevivalは2025年のリリースを目標にしています。

この記事からは、GTRevivalの開発チームが、最先端の技術と実世界のデータを駆使して、リアルなレース体験を提供するために、新しいタイヤモデル「Hadron」の開発に力を入れていることが伺えます。

プレイヤーは、よりリアルなドライビング体験を期待できそうですね。

過去にはSIMVOXでも、GTRevivalについて取り上げていますので、ぜひ気になった方は▼の記事もチェックしてみてください。

【▼プレイ動画▼】

GTRevivalのゲームプレイ動画が“初”公開

【▼収録車種など▼】

2024年ローンチ予定の「GTRevival」が収録車種を公開!今後の情報にも注目!

また収録マシンの一部をIan氏が公開!GTRevivalの制作中のマシン画像が公式Xでアップされる

グラフィックがやばい!2024年発売予定!GTR2の続編GTRevivalのスクリーンショット

【▼技術的な情報▼】

「GTRevival」はコンソール版でフレームレート60FPS駆動を目指す?

GTRevivalのレンダリング手法はForza Motorsportsに似た手法に?

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